リクリット ティラバニッ

1961年生まれ。1990年にニューヨークの画廊でタイ風焼きそばを振るまった《パッタイ》に続き、1992年、1995年にはタイカレーをサービスするなどのパフォーマンスで一躍注目を浴び、以降、観客とのコミュニケーションを重視したリレーショナルなアートの第一人者として1990年代の新しいアートの概念を開拓してきた作家。

アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれのタイ人。外交官の父とともにタイ、エチオピア、カナダ、アメリカなどさまざまな環境で育ったティラバニッにとって、異文化への適応は彼の現実と切り離すことのできない日常的な行為だったのでしょう。まさに90年代のアートシーンにおける重要なテーマ「グローバリゼーション」を地でいくようなプロフィール。

海外にいれば外国人、タイに戻ってもタイでの生活経験が少ない外国人。いわゆるモバイル時代のノマド的生活を経て、「僕は、特定の場所とかものへの愛着心はゼロ」と語る。逆に言えば、あらゆる場所に存在しうるコスモポリタンなのである。

*ティラバーニャという表記が多く見られるが、本人いわく発音は
「ティラバニッ(ト)」。

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リクリット・ティラバニッとハンス・ウルリッヒ・オブリストの対話

人間同士が自由に交流できる場や状況を作り続けているアーティストであるリクリット。また、リクリットは「状況に利用されるな、状況を利用しろ」という言葉をよく口にする。

彼にとっての美しさとは何だろうか? 

*現在翻訳作業中。ご興味のある方はぜひご寄附をお願いいたします。*

インタビューの第一部は1993年12月にパリで、第二部は2002年7月にメキシコ・シティで行われました。

[1] 1993年12月、パリにて

Translator: 
山本 陽子